ファッションが好きだから、デパートのファッションフロアでアルバイトをしてみたいとよく思う。

会社勤めのころは、仕事帰りによくデパートに立ち寄ったものだ。

仕事にはたいして打ち込んでいなかったが、洋服を選ぶとなると無我夢中で自分好みのものを探し回った。

何時間、いや何日でも目当てのものが手に入れられるまでしつこく探し続けた。

会社帰りだけでなく、週末にもよく服を探しに電車で都心に出かけた。

そうやって夢中で探し回ることで、仕事の疲れを癒やそうとしていたのだろう。




とにかくファッションが好きだ。

仕事を辞めて、結婚し家庭に入った今となっては、昔ほど外を出歩かないので、自分用の洋服はそんなに必要ではない。

それでも子どもに着せる洋服や、夫に着せたい洋服など、探し始めると興味は尽きない。

ひとたびデパートに立ち寄れば、ファッションフロアが楽しすぎて何時間でも留まってしまう。

あんまり長く見ているので、アルバイトの店員さんにはよく声をかけられるのだが、「見ているだけなので」とひとこと言い、またゆっくりと眺めさせてもらうのだ。




洋服を探すときには、どんなものを買いたいのかについて少し制約があったほうが楽しい。

その服を着るシーズン、サイズ、値段、自分好みのデザインかどうか、夫や子どもが喜ぶデザインかどうか。

このうち5つすべてが満たされる品物が見つかれば大満足だし、そうでなくても4つを満たす品物が見つかればそれなりに満足できる。

夫や子どもだけでなく、もっとほかの人たちにも着る洋服を提案してみたい。

デパートのファッションフロアのアルバイト。

子どもがもう少し大きくなって手が離れたら、やってみたい仕事のひとつである。